ベトナム ホーチミン市で 蒲原(かんばら) 亮平(りょうへい)

  • ゆのみ, 特集
  • 2024年12月10日

  2022年10月29日。新型コロナウイルスの猛威も完全に収束していない中、青年会議所の活動で人民と経済の熱気渦巻くベトナムのホーチミン市に私はいました。

   私のミッションは日本が有する魅力あるコンテンツを海外に広め、インバウンド、アウトバウンドを加速させ、日本各地、特に地方地域経済を復活させる起点となる仕組みを創ることでした。その対象範囲は経済成長著しいベトナム、タイ、フィリピンなどを中心とした東南アジアの中でも、青年会議所が存在する6カ国。まずは対象国内の青年会議所メンバーとのリレーションシップを築くため人脈の数珠つなぎで国際事業担当者と接見しました。

   世界100カ国以上に青年会議所が存在しますが、その中でも日本青年会議所の存在感と歴史、実績、功績はとても大きなものです。先方からすると、日本の青年会議所メンバーが来てくれるという大きな期待感から、会頭をはじめ重役、国際事業担当者が多数来場し、普段接することのできない立場のメンバーと接見できる機会をいただきました。第1弾の渡航がベトナム、ホーチミン市であり、私はコロナ禍前に中国大連市にある妻の実家に帰省したのを最後に5年ぶりの海外渡航だったので、多少の緊張と大きな期待で胸が弾んでいました。

   ベトナム自体が初渡航であったため情報が少なく、都会的なイメージもなく、どこか暗い印象が先行していましたが、ひとたび空港の外に出ると、外気温の高さと相まった若い国民たちのエネルギーの波動、熱気を正面から受け、さらに街中では高層ビルやホテル、商業施設、文化遺産、大規模公園が立ち並び、私のイメージは完全に良い方に向かって破壊されました。

  (蒲原水産社長・白老)

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