日吉町町内会長として数年前から他の町内会と一緒に、市に沿岸地域への防潮堤建設を要望しています。防潮堤の整備は本来、国の管轄だと分かっていますが、市長が市民の思いを受け止め、国に訴えてもらうことで実現性が高まると考えています。
1月の能登半島地震など各地で災害、異常気象が相次いでおり、住民の防災意識は高いです。10月に日吉町町内会で避難訓練を行った際、「津波避難ビル」まで陸橋を渡って逃げる体験をしました。高齢者も「疲れた」などと言いながら協力してくれましたが、本当の災害では(体力的に)避難は難しいかも―と語る人もおり、こうした住民をどう支援していくかが今後の課題となりそうです。
自主防災組織連合会は市内を7ブロックに分け、年2~3ブロックずつ研修会を行い、各町内会が防災活動を報告しています。市危機管理室の職員も来て課題を共有する機会になっており、これは継続してほしい。市が防災に積極的な姿勢を見せてくれると心強い。
(おわり)