古新聞

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年12月6日

 新聞社や新聞販売店で働く人たちなら皆、少しは気にしていると思う。

 100円ショップのサッカー台付近に置かれている陶器やガラス製品を包む古新聞が、どこの新聞かだ。店にとっては割れ物を保護する備品にすぎないが苫小牧民報を発見すると何だかうれしい。

 初めて自宅近くの100円ショップでA4判ほどにカットされた苫民と遭遇した時は、店で購読してくれているに違いないとスタッフに好感を持った記憶がある。しかし、古新聞は店がどこかに発注し、まとめて仕入れていたようだ。

 先日、法事で再会した札幌のいとこが「手稲区の『100均』で思いがけず苫民を見つけたので、お前の夕刊時評を探しちゃったよ」と教えてくれた。後日スマホで画像が届いた。5月30日付国内・国際ニュース面。その面に夕刊時評が載ることはないが、気にしてもらえてうれしかった。苫民がどんなルートでそこにたどり着いたのか、今度調べてみたい。

 子どもの頃、稚内の祖母から旭川の実家に届く利尻昆布の包み紙が日刊宗谷や稚内プレスだったのを思い出した。くしゃくしゃの新聞を伸ばし何となく記事に目を通し、祖父母の生活に思いをはせた。新聞は包装紙になっても、離れた土地で暮らす人たちの心をつなぐ。(輝)

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