苫小牧市の中学硬式野球、苫小牧シニアに所属する横谷翔人(青翔中2年)がリトルシニア北海道選抜チームに選出され、27日から台湾の嘉義市で開催される「日台会長杯争奪国際親善野球大会」に挑む。チームで指導に当たる浜谷千春監督は「足が速くてミート力もあるし、守備範囲も広い。リードオフマンとして、チームのチャンスを広げていくようなプレーをしてほしい」と活躍を期待する。
身長160センチ、体重47キロで内野手の横谷は小学低学年のころ、三つ上の兄の影響で野球を始めた。チームでは内野手のほか投手も務める中心選手で、打順は1、2番を任されている。「全力で取り組むこと」を日々の目標として練習に打ち込み、さらなるレベルアップのためにパワートレーニングにも積極的に取り組んでいる。
家族からは「懸命に頑張ることも大事だが、楽しんでおいで」と背中を押されたという。「ヒットで出塁し、足を生かして相手にプレッシャーを掛けることができる」と強みを語り「チームに貢献し、活躍できるよう、攻守で頑張りたい」と意気込んだ。
大会は27日から31日までの5日間の日程で、日本からは北海道のほか、東北や関東、関西など10チームが出場。中華民国学生棒球運動連盟の10チームを加えた計20チームが熱戦を繰り広げる。北海道選抜は10月の秋季全道大会新人戦ベスト16に進んだチームなどから中学2年20人を選出。25日に出国し、国際大会での優勝を目指す。