田中咲妃(白老中3年) 道選抜メンバーに リベロで全国都道府県対抗へ バレーボール 苫小牧VC!所属

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  • 2024年12月4日
「リベロとして絶対ボールを上げる」と意気込みを語る田中

  中学バレーボールチーム、苫小牧VC!に所属する田中咲妃(白老中3年)が、25日に大阪で開幕するJOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗中学大会の女子北海道選抜メンバーに選出された。選抜チームではリベロを任される予定で、田中は「全国の強豪選手たちにどんなに打たれても、絶対ボールを上げる―という気持ちで頑張りたい」と意気込む。

   小学3年の頃、友人がプレーしていたことから興味を持って競技を始め、中体連へのクラブチームが出場可能となった昨年度、苫小牧VC!に入団した。エースとして得点を重ね、チームをけん引。今年度の中体連では全道ベスト4にとどまったものの、チームメートの本間夏鈴と共に、大会優秀選手に名を連ねた。

   苫小牧バレーボール協会理事長も務める川口智将監督は「苫小牧地区から代表選出されるのは4年ぶり」とした上で「レシーブやスパイクも高い基準でこなすオールラウンドプレーヤー」と評価。「今年に入ってから本調子になってきた。リベロに就くようなので、全て(ボールを)拾う気持ちで臨んでほしい」と激励した。

   田中は北海道選抜チームの指揮を執る北原康弘監督から「リベロとしてチームを引っ張っていってほしい」と伝えられたという。チームでは攻撃が中心の選手だが「(リベロは)初めてのポジションだし、自分でいいのかと思ったが、レシーブ力アップに向けた練習にも取り組んでいたので、そこが評価されてうれしい」とほほ笑む。来年度はバレーの強豪校・旭川実業高へ進学する予定で、さらなる高みを目指す田中。「全国の舞台は初めてで緊張もあるが、勝利をつかみ取るため、大会までレベルアップしていきたい」と力を込めた。

   全国都道府県対抗中学大会は25日から28日まで、競技日程を3日間とし大阪市内の会場で行われる。開催地枠を含む男女各48チームが16組に分かれて予選グループ戦を展開し、各組の上位2チームが決勝トーナメントで栄冠を競う。北海道女子は予選で福井、愛媛と対戦する。

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