来年2月以降に約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する大西卓哉さん(48)が、日本人として3人目となるISS船長を務めることが2日、分かった。同日午前、阿部俊子文部科学相への表敬訪問で明らかにした。
大西さんは「大役を担うことができるのも、日本の宇宙開発の貢献が各国から認められたことが背景にある。世界からの期待に応えられるよう、全力で職務をまっとうしたい」と述べた。
日本人宇宙飛行士のISS船長就任は、2014年の若田光一さん(61)、21年の星出彰彦さん(55)に続き3人目。滞在期間の後半に船長に就任し、ISSの運用や実験の実施、緊急時の安全確保などの責務を負う。