第37回とまこまいマラソン大会の第1回実行委員会は24日、白鳥王子アイスアリーナ会議室で開かれ、今年10月に開催予定だった大会の中止を決定した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。とまこまいマラソン大会が中止になるのは、台風の影響で中止になった2018年以来2年ぶり3回目。
主催の苫小牧民報社と苫小牧市、市スポーツ協会の3者で開いた5月の主催者会議で中止の方向性を固め、大会運営の実務者を交えた実行委で正式決定した。昨年の10月13日に実施した第36回大会には道内外から1078人がエントリーしていた。
理由について事務局は、大会参加者らが密集する機会が多いことを含め、感染リスクを低減する防疫措置が現時点で難しい点を説明。実行委員長の本間貞樹市スポーツ協会専務理事は「苫小牧にとって大きなイベントが中止になったことは残念。来年、より充実した大会を開催するために準備を進めていきたい」と述べた。
これまで大会を実施してきた10月は台風接近が多発する傾向のため、次回大会の開催時期については、夏場への前倒しも視野に入れて検討していく方針。
大会の中止を決めた実行委員会=24日、白鳥王子アイスアリーナ会議室