新型コロナウイルスの影響でかつてない利用者数の落ち込みと収入減少に直面している苫小牧市内のゴルフ場10カ所が23日、連名で苫小牧市に支援を求める要望書を提出した。
千歳空港カントリークラブの高橋雅樹支配人が代表して北海道ゴルフ連盟の宮本知治会長と共に市役所を訪問。岩倉博文市長に上下水道料減免、固定資産税の減免・猶予、経済対策の継続と強化を柱とした文書を手渡した。
市内ゴルフ場では世界的な疾病流行によって4~5月の利用者が大幅に落ち込んだという。売り上げも例年に比べ半減した施設が多く、利用料値下げ競争も起き、各ゴルフ場の経営を圧迫している現状だ。
対応に当たった市の各担当部署幹部が税金の徴収猶予など行政の救済措置を説明した。岩倉市長は「大変苦労されているのは承知している。できることは検討していく」と話していた。