突然ですが、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの公式キャラクターをご存じでしょうか。2003年、当センター開館1周年記念事業として、ボランティア市民団体によってデザインされたキャラクターで、苫小牧市のシンボルのハクチョウをモチーフとし、アウトドア・ブーツとベストを身にまとい、手には双眼鏡を持っています。名前は一般公募で決まった「ラムート君」。ウトナイ湖がラムサール条約登録湿地であることから、「ラムサール」と「ウトナイ湖」を掛け合わせて名付けられました。そんなラムート君をアイコンにして、このたび、当センターの公式フェイスブックを立ち上げました。
当センターはこれまで、ホームページや紙媒体の情報発信を行ってきましたが、より多くの方々に、ウトナイ湖の自然や当センターの役割を知っていただくために、また新鮮な情報を折々で発信できるよう、フェイスブック開設の準備を進めてきました。しかし、新型コロナ感染症の緊急事態宣言を受け、私たちの情報発信が、皆さまの外出を促しかねないということで、発信を控えてきたのですが、ついにこのたび開設に至ったのです。
百聞は一見にしかず。まずは、ぜひフェイスブックをご覧ください。インターネットで「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター フェイスブック」と検索いただければ、アクセスできるようになっています。こちらでは週に数回、ウトナイ湖の旬の自然情報を紹介しています。湖畔や林の木々や花の様子、野鳥や昆虫などの生き物の”今”の姿を多くの写真と共に掲載していますので、散策の気分を楽しみ、学びの場としてもご利用ください。なかなかウトナイ湖へ足を運べない方には必見です。また、当センターで一般公開していない救護の施設内や傷病鳥獣の情報も載せていますので、この機会に見ていただけたらと思います。
新たに取り組み始めた情報発信スタイル。一人でも多くの皆さまにお届けできることが、私たちスタッフの願いです。
(ウトナイ湖野生鳥獣保護センター・山田智子獣医師)