3 洋服販売員 安心できる環境づくり 距離意識した接客心掛ける

  • コロナ禍の中で 密と向き合う, 特集
  • 2020年6月20日
距離を意識しながら接客するスタッフ(左)

 「来店してくれる人がいることが『頑張ろう』という活力になっている」。苫小牧市双葉町のセレクトショップ「Loobloom(ルーブ・ルーム)」の代表、長尾祐太さん(38)がマスク越しに笑顔を見せた。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策に試行錯誤しているが、徐々に戻る客足に勇気づけられている。「今後も安心して買い物できる環境づくりをしていかなければ」と力を込めた。

 道や国の緊急事態宣言、外出自粛要請などの影響で売り上げが大きく落ち込み、4月は半減。集客を見込んでいた8周年記念イベントも中止し、思うように売り上げを確保できなかった。それでも国の宣言が解除された5月下旬から徐々に客足が戻り始め、「安心して来店してもらうことが何より大事」と実感。衣料品店特有の密閉、密集、密接の「3密」対策を進める。

 店舗入り口で手指消毒を呼び掛け、ドアノブなどの除菌も小まめに。男女3人のスタッフは「コロナ前」、客が服を手に取ると積極的に近寄って「それいいですよ」「こちらもあります」などと具体的に提案していたが「コロナ後」はソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識。最低1メートルは距離を空けるよう心掛け、飛沫(ひまつ)防止へ、声の大きさにまで気を配る。

 一方で、洋服などの商品は縮んだり、変色したりする恐れがあり消毒液を噴霧できない。試着室も使用中以外は開放して換気するようにはしているが、サイズ合わせなどで「密」が生じる場面はある。「これまでのように商品を見る人は減っている」と変化を感じながらも「お客さまとの信頼関係が大切なのは変わらない」と強調する。

 セールなどがある7月からは繁忙期。レジカウンターの飛沫防止シート設置など、さらなる対策の強化を進める。「人が来ない時期」を経験しただけに「お客さまと話ができることは喜び」と長尾さん。コロナ対策の日常化を見据え、「できる限りの対策をしてそれに納得する人に来てもらえるよう、努力するしかない」と安心できる環境づくりへ決意を新たにしている。

 (松原俊介)

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