国会

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年6月19日

 国会が閉会した。新型コロナウイルスの対応とともに、多額の委託費と官民の癒着が疑われる持続化給付金など、案件がてんこ盛り状態とあって野党は会期の延長を求めたが、会期通りに終わった。数は力だから、政府に都合が悪いと野党の求めは通らない。質疑打ち切り、採決強行とともに安倍一強下で見慣れた展開。

 棚上げになった感がある桜を見る会も、自爆的につぶれた検察幹部の定年延長特例を含む法改正も、ここ何年かを俯瞰(ふかん)すれば、なんでもありの安倍政権の在り方を象徴している。感染症対策をはじめ、前法務大臣ら現職議員による選挙の買収事件、イージス・アショアの計画停止も経過と背景の事実を国会で深掘りしてもらいたかった。野党党首が「ひきょう者、逃げるな」と政府・与党を指して言ったが、安倍首相は今回も「丁寧に」「真摯(しんし)に」説明する、とでも言うだろうか。

 「一強」は、政党や国会の勢力だけではなく、自民党内の力関係を表現する言葉でもある。首相として歴代最長の在任期間を更新し続けるほどの権勢を誇った安倍さんだが、昨今の世論調査による内閣支持率の低下で与党内は政権末期感が漂い始めたとの見方もある。自民党内ではポスト安倍を見据えた実力者たちの言動がにぎやかになりだした。起死回生の一手で秋の衆院解散を言う幹部もいる。

 やっぱり国民は置き去り。この際リセットしましょうか。(司)

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