苫小牧市スポーツ協会は18日、市内の白鳥王子アイスアリーナ会議室で今年度の定時評議員会と第2回理事会を開き、新たな会長に高木英克氏の就任を決めた。王子総合病院常務理事の高木氏は「地域スポーツの振興と教育向上に向けて努力していく」と所信を表明した。
評議員会には評議員ら15人が出席し、同協会事務局が2019年度の実施事業や決算を報告。今年度の補正予算案も承認された。任期4年の評議員は改選を行って15人のうち11人は留任し、新任は4人となった。
理事10人で行った第2回理事会では会長職について討議し、王子製紙苫小牧工場の異動に伴い辞任した前事務部長の鈴木雄輔氏の後任として高木氏を互選した。
苫小牧出身の高木氏は55歳。1987年入社で王子製紙のアイスホッケー部入り。日本リーグ隆盛期のDFとして活躍しながら世界選手権代表に数多く加わり、同チームで2000年度からの5季監督も務めた。任期は前会長残任期間を引き継ぎ、来年6月まで。理事会で「皆さまと手を携えて頑張っていきたい」と抱負を述べた。