苫小牧バレーボール協会と苫小牧小学バレーボール連盟は15日、新型コロナウイルスの影響で現在は停止中の学校体育館の開放事業早期再開を求める要望書を苫小牧市教育委員会に提出した。
同協会の五十嵐卓二会長と同連盟の松井雅宏会長ら両団体の役員4人が苫小牧市役所を訪れ、市教委の瀬能仁教育部長に文書を手渡した。
要望書は市内バレーボール少年団の指導者らが、本格的な活動再開に向けて感染予防策を検討していることを示し、練習場所が確保できない窮状を訴える内容。五十嵐会長は全額免除だった学校開放事業で小学校体育館を利用してきた少年団が利用料の掛かる公共体育館を使わなくてはならない状況を説明して減免の検討も要請。瀬能教育部長は「少年団の利用に関しては優先的に考えていきたい」と述べた。
学校施設の開放事業をめぐっては、16日の苫小牧市議会定例会で一般質問に立った神山哲太郎氏(公明)が再開時期をただした。瀬能教育部長は「感染状況を見極めながら慎重に検討する。少年団の利用については今月中の再開に向けて努力したい」と答弁した。