白老町は10日、子ども向けの遊び歌や体操を手掛ける2人組ユニット「ケロポンズ」のファミリーコンサートを町制施行70周年記念事業の一環として町中央公民館で開いた。家族連れら約300人が、手遊びや体操、絵本の読み聞かせなどを楽しんだ。
大塩英男町長は日ごろから「子どもはまちの宝」と公言しており、町の70歳の節目を子どもたちと祝おうと企画された。
ケロポンズのメンバーは、ケロちゃんこと増田裕子さん(63)とポンちゃんこと平田明子さん(56)。共に幼稚園勤務の経験を持ち、1999年の結成以降、歌や体操を取り入れたコンサートを全国各地で開いている。
コンサートではエビとカニに扮(ふん)してテンポよく踊る「エビカニクス」をはじめ、ピアノ、アコーディオン、リコーダー、ウクレレなどの楽器を駆使した言葉遊びや手遊びを繰り広げた。パネルシアターや絵本の読み聞かせもあり、会場は終始、子どもたちの歓声や歌声であふれた。
子どもらと一緒に最後まで鑑賞した大塩町長は「子どもたちやご家族にとって楽しい一日になったなら幸い」と話していた。