復活

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年6月12日

 上半期も終盤。振り返ると、大半の出来事が新型コロナウイルスに関わっていた。中でも印象深いのは、寒中に大勢の人が人気の料理でもゲームソフトでもなく、マスクのために開店前の店の前に並んだこと。

 開店直後に売り切れるので、この時間に並べない人は買えなかった。記者はその一人で、同じような人々は、間もなく手作りを始めた。市販品が無い時代は、どの家でも作っていたのだ。身の回りの物を使って何とか作れるはず…とゴムひもを買いに行くと、すでに売り切れていた。

 これではお手上げと挫折しかけたが、職場の仲間が伸縮性のある下着の生地を細長く切って伸ばせば、ゴムひも代わりになると教えてくれた。目からうろこのアイデアで、問題はすぐに解決した。この頃には使い捨ても、洗ったり取り替えカバーを付けたりして複数回使う方法が編み出されていた。必要は発明の母と言うが、無ければ無いで何とか都合する「ものづくりニッポン」の国民性が、裾野で復活していた。

 一人一人の努力でマスク需要がヤマ場を越した頃、政府からの布マスクが各世帯に届いた。遅きに失した感は否めないが、ウイルスとの戦いは長期戦の様相。調達、検品、郵送に使われた血税の総額を考えると、納税者の一人としてとても無駄にはできず、使い倒すか、必要とする業界に寄贈するかで、きっちり役立てたい。(林)

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