苫小牧市スポーツ協会と建設業の小金澤組(本社・苫小牧市音羽町)は11日、白鳥王子アイスアリーナで花壇整備の奉仕活動を行った。1階玄関前の花壇が色とりどりの花で飾られた。
同社が2009年4月に本社をむかわ町から苫小牧市へ移転したのを機に、同アリーナでの花壇整備を翌10年から毎年行ってきた。例年だと市内の小学生アイスホッケーチームに所属する児童も参加していたが、11回目の今回は新型コロナウイルスの感染防止のため見送った。
この日は同社社員と同協会の職員計35人が合同で活動。開始前に小金澤昇平社長が「スポーツを存分に楽しめるようになることを願って作業しましょう」とあいさつした。同社が用意したマリーゴールドやペチュニアなどの苗1200株を花壇に次々と植えた。
作業に当たった同社の椎名心技術部長は「小学生が参加できなかったのは残念でしたが、実施できてよかった。来年以降も続けたい」と語った。同協会の本間貞樹専務理事は「こういう大変な状況だからこそ、アリーナに来る人の癒やしになれば」と話していた。