《5》 空手 工藤一彦  来年の 世界大会優勝にこだわる

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2020年6月9日
総極真世界空手道選手権で優勝を目指す工藤(左、本人提供)
総極真世界空手道選手権で優勝を目指す工藤(左、本人提供)

 優至会塚本道場の工藤一彦(39)は昨年11月の第15回オープントーナメント全福島空手道選手権大会(国際空手道連盟極真会館世界総極真主催)男子シニア(38歳以上)で準優勝し、来年4月に延期された第2回総極真世界空手道選手権大会の出場権を獲得した。新型コロナウイルスの影響で世界大会は1年延期となったものの、初制覇を目指して鍛錬の日々を過ごす。抱負を聞いた。

 (聞き手・石井翔太)

 ―新型コロナウイルスの影響で対人稽古が休止した間の状況は。

 道場の仲間と練習できないことが、これほどつらいこととは想像してなかった。家の中ではできることが限られるので、模索しながらやった。本格的に練習が再開されるまでに、できることをしたいと考えた。

 ―自主練習中はどんな内容で鍛えたか。

 筋力トレーニングをメインに行っており、自分の体重で負荷をかけるトレーニングや懸垂で鍛えている。同じ道場に通う長男の慶斗(苫小牧工業高2年)と室内で軽いスパーリングも行って、実戦感覚を維持した。ただ、個人練習では超えられないものがあると実感した。道場のみんなと練習するから達成できる目標があると思う。体づくりをしっかりやっておきたい。

 ―昨年福島県で開かれた第15回オープントーナメント全福島空手道選手権大会で準優勝。手応えは。

 福島の大会の決勝では、師匠である塚本鉄兵代表と師弟対決が実現した。壁が高かったと再認識したが、次にまた塚本代表と試合ができれば、五分以上には持ち込めるように頑張りたい。

 ―現在克服に向けて取り組んでいる課題について。

 昨年の試合の中で、下半身の弱さを痛感した。特に試合終盤で足が動かなくなる。下半身強化のために、縄跳びも練習メニューに加えた。技についてもパンチが得意だが、キック系も増やすつもり。試合では下段、中段蹴りを使うことが多かったが、上段も蹴れるように練習している。

 ―来年、静岡県開催の世界大会が控えている。出場に向けた抱負は。

 福島大会や同じく全世界空手道連盟新極真会のカラテドリームフェスティバル2019全国大会では、「準優勝に終わっている」から、あくまで優勝にこだわりを持ってやっていく。より大きいトロフィーを道場に持ち帰りたい。

 工藤一彦(くどう・かずひこ) 1980年生まれ。苫小牧市出身。駒大苫小牧高卒業後、市内企業に勤務する。2012年に優至会塚本道場に入門した。初段。19年8月に東京で開かれたカラテドリームフェスティバル、11月の第15回オープントーナメント全福島空手道選手権大会でそれぞれ準優勝した。

こんな記事も読まれています

  • テストフリー広告

      苫小牧民報社創刊75周年記念講演会【講師】アルピニスト野口 健氏【演題】富士山から日本を変える~山から学んだ環境問題~<!– 入場無料バッジ –><div class=”badge”>入場&l

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
  • 新 着 図 書

       アリーチェと魔法の書(長谷川まりる)絶体絶命ゲーム 16(藤ダリオ)どろぼうジャンボリ(阿部結)ふしぎ駄菓子屋銭天堂 3(廣嶋玲子)ふみきりペンギン(おくはらゆめ)金色の切手とオードリーの秘密(オン

    • 2025年6月21日undefined, 組版, 苫3社
ニュースカレンダー

紙面ビューアー