全日本剣道連盟(全剣連)は4日、新型コロナウイルスの影響で、加盟団体に要請してきた対人稽古の自粛を10日で解除すると発表した。併せて稽古再開に向けたガイドラインも示し、地方など各団体の状況に応じた感染拡大防止の指針づくりを求めている。
全剣連のガイドラインは8項目にわたる留意点から成り、手拭いマスクの着用やフェースシールド使用を推奨。新型ウイルスに関する今後の知見の集積などを踏まえて「逐次見直すことがあり得る」としている。
苫小牧市内各道場は道剣道連盟の方針に従い、3月から自主的な練習を除く稽古自粛を続けてきた。苫小牧剣道連盟の田中真人事務局長は「今後の道剣連の方針に沿って、面を着けた練習を再開していきたい」と話していた。道剣連によると道内での対人稽古再開は7月以降になるという。