第5期総合計画折り返し 後期方針案検討始まる 恵庭市

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  • 2020年6月4日
後期基本計画の策定方針案が示された第5期総合計画審議会

  恵庭市は、第5期総合計画(2016~25年度)の折り返しを21年度に迎えるため、後期基本計画の策定方針案を明らかにした。年内に20年度までの前期基本計画と第2次実施計画を検証。後期基本計画と当面3年間の第3次実施計画を策定する。

   市総合計画は、市が策定するすべての計画の基本となる最上位計画。期間は10年間で1973年度以来5期にわたって策定してきた。10年に及ぶ将来計画の策定は社会や経済的変動要因が多く、第4期からは計画の実効性を確保するため、前・後期の5年ごとに策定している。総合計画は基本構想、基本計画、実施計画の3層構成。

   第5期総合計画は「花・水・緑 人がつながり 夢ふくらむまち えにわ」を将来都市像に▽市民による市民のためのまち▽誰もが健康で安全安心に暮らせるまち▽希望と活力に満ちたまち▽人が育ち文化育むまち▽地域資源・都市基盤を生かすまち―の五つの基本目標と24項目からなる。

   市は3日、第1回第5期総合計画審議会を開催。16人の委員に委嘱状を交付した。メンバーは学識経験者13人と一般公募3人で構成。会長に中泉澄男氏、副会長に土谷秀樹氏を選任した。

   今後は、8日開会の市議会第2回定例会に策定方針案を報告。9月にシンポジウムと市民意見交換会を開き、広く市民の声を聴取。市議会の意見とともに後期基本計画、第3次実施計画に反映させる。両計画を12月議会に最終報告する。

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