スポーツ活動を再開-苫小牧の小・中・高校

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2020年6月2日
久々の練習に真剣に取り組む野球部員=1日、苫工グラウンド
久々の練習に真剣に取り組む野球部員=1日、苫工グラウンド
卓球部員がマスクを着けて練習=同、ウトナイ中体育館
卓球部員がマスクを着けて練習=同、ウトナイ中体育館

 新型コロナウイルス感染防止のため、4月中旬から臨時休校が続いていた苫小牧の小・中・高校が1日に再開したのに併せ、1カ月以上停止していた児童生徒のスポーツ活動も放課後に再スタートした。経験したことのない長いブランクや大会の相次ぐ消滅に見舞われた今年度となったが、各練習場では久々に再会した仲間同士がトレーニングに生き生きと打ち込む姿が見られた。

 苫小牧工業高野球部は、同校グラウンドで前の練習中断から1カ月半ぶりに土の感触を確かめた。用具や施設を入念に消毒した上で、部員46人がアップの後、トスバッティングや送球練習を3時間半ほど実施。3年生の波多悠汰主将は「思うように野球ができない日々が続いていたので、うれしい」と笑顔を見せた。

 球児憧れの夏の甲子園をはじめ関連大会は中止になったが、北海道高校野球連盟は代替大会の開催を模索している。「試合ができるチャンスがあれば全力で勝ちにいきたい」と波多主将は意気込む。平山良行監督は「高校野球の本分は立派な高校生を育てること。これからの練習を生徒の成長に少しでもつなげたい」と語った。

 ウトナイ中の卓球部男女34人は、同校体育館半面に設置した卓球台上で久々の練習に励んだ。通常よりも設置台数を減らしたほか、ダブルス戦禁止など多人数で台を使用しないよう注意を払った。「みんな卓球がしたくてたまらなかったんだと思う。楽しそうにしている」と青木一茂監督は選手の元気な姿に目を細めた。

 4月16日の練習後長らく活動が停止。この間に全国中学校体育大会や市内大会の中止も決まった。特に集大成の時期を迎えた3年生には厳しい現実が突き付けられたが、「後輩たちに伝え切れていないことがある。試合で勝ってもらうために胸を貸したい」と男子の杉渕来琉主将(3年)ら最上級生10人は意欲的だ。

 卓球部は今後、学年ごとに活動場所を分けるなど「密閉・密集・密接」の3密をつくらない工夫を凝らして活動していく。「7月までは主立った大会がない。基礎からやり直しながら、卓球の楽しさも思い出していってほしい」と青木監督は期待する。長原侑海(2年)は、8月開催予定の苫小牧選手権カデット(中学2年生以下)の部に照準を合わせ「全道大会出場を目標にして頑張りたい」と力強く語った。

 小中学生22人が所属する市内の剣道道場、苫小牧至誠館はこの日から日吉体育館で活動を再開した。新型コロナウイルス感染防止の観点から対面練習は依然として自粛する。門下生は面を着けず素振りや筋力トレーニングを行った。渡辺光敏館長は「みんなの元気な顔を見ることができて、ひとまず安心した。できる範囲でレベルアップを図っていきたい」と話す。

 小学高学年の主将を務める石川晄叶(澄川小6年)は「仲間にまた会えて心強く感じた。基礎的な体の動きを取り戻せるように頑張りたい」と抱負を語った。

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