新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が発令した緊急事態宣言が解除され、初の週末となった5月30、31両日、千歳市内のモラップキャンプ場には、札幌などから家族やグループの大勢の人が繰り出し、自然の中でバーベキューやボート遊びを通じ自然を満喫した。
同キャンプ場は新型コロナ感染拡大の影響で今季のオープンが5月25日となった。30日は日中の気温が25度を超える夏日となり、札幌や近郊から宿泊300人、日帰り180人と例年の半分程度ながら今季最高の人出となった。31日も好天に恵まれ、宿泊40人、日帰りは300人を数えた。
キャンプ場内では、入場予約受け付けの場所を屋外に開設しているほか、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ったり、炊事棟やトイレの消毒回数も増やしたりするなどの対策を講じている。キャンプ場を管理する休暇村支笏湖の川崎孝利支配人は「入場者の皆さんの協力で『3密』も回避できました」と話す。
家族や友人8人と訪れたという千歳市真々地の大学生新井田翼さん(19)は「昨日は食べて飲んで、ボートをこいでキャンプを満喫。あすから授業が始まるのでリフレッシュになりました」と話す。
5歳になる息子と妻の家族3人で日帰りで訪れたという苫小牧市桜木町の会社員植松正博さん(32)は「子供が大きくなったので年に6~7回キャンプを楽しんでいます。午前はカヌー。昼食にバーベキュー、午後は水遊びを楽しみます」と笑顔を見せた。