道と札幌市は27日、新たに5人の新型コロナウイルスの感染を確認し、同ウイルスに感染した居住地非公表の100歳代の女性が死亡したと発表した。これで道内の感染者は延べ1071人(実人数1057人)、死者は85人となった。
道は空知管内の年代非公表の男性2人と、居住地、年代、性別非公表の2人の計4人の感染を確認。札幌市の感染は10歳未満の小学生男子の1人だった。いずれも濃厚接触者が分かっており、感染経路不明はゼロだった。
27日までに治療を終えたのは763人で、現在の患者数は223人。12人が重症となっている。札幌市内に設置している軽症者向けの宿泊療養施設には6人が新たに入所し、2人が退所。現在、15人が入所している。
道が休業要請解除の目安として示す「5月末までに目指す姿」では、(1)1日の新規患者数(目標10人以下)は7・3人(直近1週間の平均値)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は1・3人(3)入院患者数(同250人以下)は208人(宿泊療養施設除く)―となり、8日連続で指標をクリアした。
一方、国が緊急事態宣言解除の目安としていた、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数「0・5人程度以下」については、0・97人となった。