新型コロナ緊急対策12億円補正 千歳市

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  • 2020年5月28日

  千歳市は27日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急総合対策第3弾として(1)医療・福祉を支える支援(2)市民生活を支える支援(3)市内事業者等を支える支援―の総額12億4474万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を明らかにした。6月1日開会の市議会定例会に提出する。27日の市議会総務文教常任委員会で示した。

   (1)は、患者の入院を受け入れた医療機関に対し、患者1人につき100万円を助成する。事業費は5000万円。6月中に市内医療機関にドライブスルー方式の開設を目指すPCR検査センターの事業費2621万円も計上した。

   (2)は、全市民に一律5000円の「ちとせ市民応援商品券」を給付する。事業費は5億7839万円。7月下旬に簡易書留で発送する。また、小中学校の登校時に発熱のある児童生徒を迅速に察知し、適切な対応をするためのサーマルカメラや非接触式体温計の購入に1897万円を計上した。

   (3)は、緊急事態宣言の延長による休業要請や外出自粛の影響、新しい生活様式への対応を踏まえ、市内の中小企業、個人事業(法人、個人)に一律20万円を追加支援する。市外に本社がある市内事業者(法人565件、個人150件)も対象に加えた。事業費は3億3213万円。申請は6月中旬から受け付ける。厳しい経営状況にある支笏湖温泉事業者には19年度入湯税の25%を上限に臨時特別給付金を支給する。事業費は4621万円。

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