苫小牧郷土文化研究会(斎野伊知郎会長)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため定期総会を書面会議とすることを決め、2020年度総会議案と19年度の活動報告を兼ねた年報を会員84人に送付した。6月20日まで議案に関する質問を受け付け、同28日の役員会で事業計画を決定する方針。
同会は1960年創立で今年60周年を迎える。記念事業として、2016年5月以来約4年ぶりとなるDVD「苫小牧記録写真集」の第2弾を発行する考え。
その他の事業案は▽第34回市民公開講座(9月、市美術博物館)=同会副会長の宮夫靖夫さんが「人権を無視されたアイヌ民族」の演題で講演。土地の収奪や強制連行などについて語る▽市民歴史探訪ツアー(10月)=白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)や登別、室蘭の史跡などを訪ねる▽第35回市民公開講座(21年2月)=内容未定―など。