性善説

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月27日

 新聞の切り抜きをしていて書籍広告の書名が目に留まった。「人は話し方が9割」。副題は、「1分で人を動かし 100%好かれる話し方のコツ」。

 25日の総理記者会見では、1分どころか20分を過ぎても、あまり心が動かなかった。性善説という言葉が耳に残った。広辞苑によれば「人間の本性は善であり、仁・義を先天的に具有すると考え、それに基づく道徳による政治」を主張した孟子の説。首相は、新型コロナウイルスの感染拡大対策として打ち出した各種支援金の審査や振り込みが遅いとの批判に、「性善説に立って―」と、作業を急ぐ考えを示した。厳正や公平は作業や施策の実行速度を落とす理由にもなるから、考え方は分かる。

 問題は、評価され信頼される政治が行われているかどうか。定額給付金の方針が揺れ、不評のアベノマスク配布にこだわり、法案の抱き合わせ提案を画策して火事場泥棒と非難されて撤回し、今は、ふらちな記者らと賭けマージャンをしていた「余人をもって代え難い」はずの前東京高検検事長の処分を軽くするために官邸が動いたとの疑惑。性はともかく政が善とは、誰も思っていないだろう。

 世論調査で、内閣の支持率の落ち込みが目立ち始めた。先日の全国紙の記事見出しは「内閣支持最低の29% 不支持は52%」。次の感染の波におびえ感染者数や死者数に神経をとがらせながら、国会からも目が離せない日々。(水)

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