新型コロナ道内9人感染、1人死亡 札幌の病院でクラスター

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  • 2020年5月27日

  道と札幌市は26日、新たに9人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。また、年代や性別、居住地非公表の1人が死亡。これで道内の感染者は延べ1066人(実人数1052人)、死者は84人となった。

   札幌市は6人の感染を確認。勤医協中央病院(東区)では、40~50代の男性医師3人の陽性が判明し、同病院関連の感染者は計12人に。市ではクラスター(感染者集団)が発生したとの見解を示した。道内でのクラスターは19例目。この他、10歳未満の幼稚園男児の感染も確認された。

   道は岩見沢市の60代女性と空知管内の30~50代の女性2人の感染を発表。いずれも職場の同僚だった。

   道内は26日までに755人が治療を終え、現在の患者数は227人。うち12人が重症という。札幌市内の軽症者向けの宿泊療養施設には11人が入所している。

   道が休業要請解除の目安とする「5月末までに目指す姿」については(1)1日の新規患者数(目標10人以下)が6・9人(直近1週間の平均値)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は1・4人(同)(3)入院患者数(同250人以下)は216人(宿泊療養施設除く)―となり、指標を7日連続でクリアした。

   一方、国が緊急事態宣言解除の目安としてきた、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数「0・5人程度以下」に関しては、大幅に上回る「0・91人」となった。

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