新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の「緊急事態宣言」解除を受け、むかわ町内では社会教育施設の利用を一部再開した。町教育委員会によると、大半の施設が6月1日から通常利用の方向で進めているが、利用者にソーシャルディスタンス(社会的距離)への配慮を呼び掛けるほか、大会・イベント等の利用は当面の間、見合わせる考えだ。
鵡川町民体育館は25日から31日まで、町民限定で開放。26日には臨時休校中の小中学生らが卓球やバドミントン、バスケットボールなどを楽しむ光景が広がった。鵡川中学校2年の日当龍星さん(14)は「体を動かしてすっきりした。友達とも休校期間中は会うことがなかったので、会えてうれしいし、やっぱり楽しい」と笑顔を見せていた。
このほか、穂別スポーツセンターと町ゲートボール場は今月いっぱいを町民限定の利用に制限し、6月から通常利用で再開する予定。すでに町民対象に開けていた鵡川運動公園パークゴルフ場、穂別ふれあいパークゴルフ場や道の駅「四季の館」内にあるまなびランド図書室、穂別図書館などは26日から通常体制とした。穂別博物館は今月末まで休館し、6月1日から開館。学習交流センターまなぶ館は6月から開けるが、生涯学習センター報徳館は管理が行き届かないとして、休館を延長することにしている。体育館の学校開放についても7月末まで休止する予定だ。
安平町は今月いっぱい施設を臨時休館とし、6月1、2日から開館する方向で調整している。