道教委は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一斉休校中の道内の学校を6月1日から再開させるよう札幌市を除く各市町村教委、道立学校などに通知した。
新しい生活様式のポイントを保護者向けに示しているほか、再開後の授業こま数を増やしたり、夏季、冬季休暇中に合わせて20日程度の登校を想定したりするなど、児童生徒の「学びの保障」の方向性も周知した。
保護者向けには▽手洗いを行う▽マスクは常時着用▽定期的な換気▽1日1回以上の消毒▽1~2メートルの身体的距離を置く▽差別や偏見のない適切な行動を取るように指導する―など10項目のポイントを示した。
学習指導要領に示された内容を終えるための時間割編成の工夫の例も明示。長期休暇の短縮のほか、1こまを40分や45分に短縮した授業を1日7時間行ったり、情報通信技術(ICT)を活用するように盛り込んでいる。