新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月21日から休館していた苫小牧市立中央図書館(末広町)が26日、再開した。マスク姿の市民が玄関前に並び、午前9時半の開館と同時に一斉に入館。返却や貸し出し、新聞の閲覧など久しぶりに館内がにぎわっている。
長女の桜空(みく)ちゃん(6)と一緒に来館した岸田佳奈子さん(41)=桜木町=は「娘が家で読む本を借りていたが、臨時休館でしばらく利用できなかった。再開はうれしい」と笑顔で語った。
館内は自習室と読み聞かせなどで使用する個室を閉鎖。図書カウンター前に飛沫(ひまつ)感染防止用の透明シートを設置し、スタッフはマスクとビニール手袋を着用して業務に当たるなど、対策を徹底している。
苫小牧では道の休業要請緩和を受け、市内の公共施設の多くが25日に再開。中央図書館は通常休館日だったため、26日となった。