新型コロナ道内3人感染、2人死亡

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  • 2020年5月26日

  道と札幌市は25日、新たに同市の30~70代の男女3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地非公表の70代の男性と居住地、年代、性別非公表の1人の計2人が亡くなり、道内の死者は83人になった。

   感染が確認された3人のうち30代の男性は、道庁の建設部職員。24日に感染が発表された勤医協中央病院(札幌市東区)の看護師の同居家族で、道職員の感染は初めて。

   20日から倦怠(けんたい)感と発熱の症状が出て、検査で25日に陽性が判明した。道によると、職員は21日から在宅勤務しており「職務も道民と接触する機会が少ない」と説明。同じ職場の職員14人を自宅待機とした。

   これで道内の感染者は延べ1057人(実人数1043人)に。治療を終えたのは736人で、現在の患者数は238人。15人が重症という。軽症者向けに札幌市内に設置されている宿泊療養施設には、12人が入所している。

   道が休業要請解除の目安として示す「5月末までに目指す姿」については(1)1日の新規患者数(目標10人以下)は6・0人(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は1・7人(3)入院患者数(同250人以下)は226人(宿泊療養施設除く)―となり、6日連続で指標をクリアした。

   一方、国が緊急事態宣言解除の目安としてきた人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数「0・5人程度以下」に関しては、「0・80人」となった。

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