臨時休校中の苫小牧市内の小中学校で25日、分散登校が行われ、子どもたちが4月17日以来となる久しぶりの給食を笑顔で味わった。
苫小牧澄川小学校(上村明人校長、児童数517人)では1学級の登校人数を半分にして密を防止。2年3組は児童13人が3時間目の授業を終えた後、手洗いし、教職員が机の上も丁寧に消毒。飛沫(ひまつ)感染防止で全員が正面を向き、言葉を交わさないようにしながらサンマのみぞれ煮やご飯を頬張った。
百目木(どめき)夢羽(むう)さん(7)は「休み時間に遊んでおなかが減っていた。全部おいしくて残さなかったよ」と満足そうに話した。
市内小中学校は新型コロナウイルスの感染拡大防止で4月20日から5月末まで休校中。今月21日以降の分散登校から授業を行っている。