苫小牧市内の店舗 マスク不足解消は徐々に、安定供給にはもう少し  

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  • 2020年5月25日
スポーツ用品店の店頭に並ぶマスク=表町のサカイスポーツ

  新型コロナウイルス流行で品薄が続いたマスクが市場に出始めている。苫小牧市内でも取り扱う店舗が増えているが、ドラッグストアなど品薄状態が続くところも。安定供給にはもう少し時間がかかりそうだ。

   市内柳町のイオンモール苫小牧は「まだ安定した状態ではないが、連休前よりも入荷量は増えている」と担当者。10枚入りの不織布マスクは税込み500円程度で販売。2枚入り布製マスクも取り扱う。

   市内にドラッグストア17店舗を展開するツルハホールディングス(本社札幌市)も同じ動きで、不定期に入荷する箱入り商品はすぐに完売。5~7枚入りの不織布マスクを1パック300~400円台で販売する。

   市内でドラッグストア3店舗を展開するサツドラホールディングス(同)は「週によって入荷がまちまち。厳しい状況が続く」と語る。以前から国産メーカーの商品を仕入れているが「入荷数が限られている」とし、今後の安定供給を待つ。

   苫小牧市表町のスポーツ用品店サカイスポーツは今月初めに問屋を通じて仕入れた50枚入りの不織布マスクを1箱4000円(税込み)で販売。大型連休中に一度完売したが、改めて手配し、現在は20箱ほどが店頭に並ぶ。

   日本衛生材料工業連合会によると、国内では中国のマスク生産拡大と輸入ルートの増加で供給量が増加。国内メーカーも5月の生産量が前月比2~30%と増え、緩やかに回復する見通しとしている。

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