むかわ町の穂別地区で7月18、19日に予定していた「むかわ町穂別流送まつり」(同まつり実行委員会主催)は、新型コロナウイルス感染拡大の措置として中止することが決まった。同まつりが中止となるのは、2010年に宮崎県で牛や豚に感染拡大した口蹄(こうてい)疫の影響があった時以来となる。
同まつりは穂別地区で行われる夏の一大行事。地元の小学生や高校生、道内各地のよさこいチームらが駆け付け、多彩なステージショーを繰り広げるほか、約1000発の打ち上げ花火もあり、例年6000人ほどの来場者を呼び込む。鵡川河川敷で原木流送を模したチーム戦で繰り広げられる「全道人間流送競技大会」は、祭りのメインイベントとして人気を集めている。例年、町外からの不特定多数の来場者が多いこともあり、苦渋の決断に至った。
穂別地区では例年、大型連休中に開催される「つつじとアスパラの春まつり」も中止になっており、夏までに地域で行われるイベントはほぼなくなった。
このほか厚真町では「あつま田舎まつり」(6月20、21日)、安平町では「あびら夏!うまかまつり」(7月4、5日)もすでに中止が決まっている。