札幌市は22日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を市役所で開いた。本部長の秋元克広市長が市内の幼稚園、学校を6月1日から再開するよう市教委に要請したほか、今月26日から休館中の市有施設を一部再開させるように指示した。
6月1日に再開するのは市内の幼稚園、小中学校、高校、特別支援学校など。休校が長くなっていることから、段階的に授業を再開する。市長は会議終了後、報道陣に「当面の間は少人数、短時間の登校で検討を進めている」と述べた。
道が25日から休業要請を一部解除することに合わせ、市有施設も一部再開させる。対象は、旭山記念公園(中央区)、百合が原公園(北区)、モエレ沼公園(東区)などの駐車場や中央図書館(中央区)など60施設。
市によると、1日当たりの新規感染者数は直近1週間の平均で2・9人、1日当たりの感染源が追えない患者数は同じく直近1週間平均で0・9人となる。