大規模補修工事2週間延期 出光道製油所 コロナ対策徹底 規模縮小し作業員半減

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  • 2020年5月22日
「感染者を出さないよう万全を尽くす」と澤所長=22日午前10時ごろ、苫小牧市役所

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(澤正彦所長)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、今夏に予定していた大規模な定期補修工事、シャットダウンメンテナンス(SDM)を延期、縮小する方針を明らかにした。開始日は2週間延期の6月15日とし、道外から動員する作業員も当初予定の9000人から、ほぼ半減の4700人とした上、市内への移動前や工期中の感染防止対策を徹底する。

 SDMは国が法律で定めている保安検査。同製油所は4年に1度、プラントを止めて点検や検査、補修工事などを進めており、今年6月上旬~8月上旬に実施予定だった。全国各地から作業員を動員するため、市民から不安や延期を求める声が相次ぎ、市や道が規模の縮小などを同製油所に要請していた。

 同製油所は市に15日、道に18日、それぞれ対策などを説明して了承を得たという。22日は澤所長が市役所で記者会見した。

 SDMの開始を2週間遅らせた上、工事は法定点検などに絞って約25%分を縮小。工期も1カ月間延長の6月中旬~9月中旬とすることで、作業を平準化し、作業員数を減らした。作業員は当初予定の1万人を5700人とし、ピーク時の1日当たり作業員5000人も3500人に抑えた。道外作業員も9000人を4700人とし、1日平均1800人を800人まで削減。作業員は苫小牧に移動する2週間前から、体調管理と健康状態の確認を行い、工期中も感染対策を徹底する。

 澤所長は「市や道の要請、道民、市民の声に真摯(しんし)に向き合って見直した。冬場の石油製品が安定供給できるぎりぎりの延期」と説明。作業員の飲食は原則、宿泊先ホテルと同製油所内とし、製油所にはサーモカメラを設置して体温測定する他、仮に作業員が感染した場合はそのグループの工事を一時停止するなどの対策も示した上で「道や市からも『SDMは市民の暮らしを守るために不可欠な行為』とご理解いただいた。アドバイスを生かした対策を着実に実施したい」と述べた。

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