苫小牧市糸井の苫重建設(桜田泰清社長)は新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛けるため、敷地内の国道36号沿いにマスクを着けた重機5台を並べ、通行人やドライバーの心を和ませている。
新型コロナの影響で、不要不急の外出自粛が求められ、とまこまい港まつりなどのイベントの中止も相次いで決まる中、子どもらに少しでも笑顔を―と桜田社長が考案した。
マスクは幅3~4メートル。工事現場で使用する耐火シートとひもで製作した。ブルドーザー3台とキャリアダンプ2台に取り付け、4月17日から同社敷地内で展示している。
展示は当面の間続けるが、重機は繁忙期に現場に移動するため、台数が変化することもあるという。
本社前には立て看板を設置してうがいや手洗い、ステイホームもアピール。桜田泰己管理部長は「1日でも早く新型コロナの感染拡大が収束し、マスクを外せるようになってほしい」と話した。