市内小中学校で分散登校 友達と久々の授業楽しい

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  • 2020年5月21日
手を挙げて発表する児童たち=21日午前10時35分ごろ、苫小牧拓進小学校

  新型コロナウイルスの感染拡大防止で臨時休校が続く苫小牧市内の小中学校で21日、分散登校が実施された。4月17日を最後に行われていなかった授業も3時間程度あり、約1カ月ぶりに教室でクラスメートと学ぶ時間に、子どもたちは笑顔を見せた。分散登校は22日も行われる。

   苫小牧拓進小学校(山形知憲校長、児童数795人)の3年4組(斎藤優佳教諭)では16人の児童が登校。それぞれの机は前後左右の空間を空けた状態で授業が行われた。3時間目の国語では、4月に学ぶ予定だった漢字の音読みと訓読みを学習。臨時休校に伴う授業の遅れを取り戻そうと分かりやすく説明していた。

   子どもたちは久しぶりの学校に「友達と話せてうれしい」(関口玲大君)、「みんなで勉強すると楽しい」(佐藤柊花さん)などと喜びを語った。

   市内の小中学校は月末までに1人当たり3回の分散登校を行う方針。段階的に授業時間を増やして学校生活のリズムに戻す。25日以降は給食も提供するが、部活動は自粛を継続する。

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