道と札幌市は19日、新たに3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1018人（実人数1006人）となった。居住地非公表の90代の女性が亡くなり、道内の死者は計77人になった。

　クラスター（感染者集団）が発生している札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」では、桧山管内の80代の女性入所者が感染。同施設関連は計88人となった。

　この他、感染経路不明で、札幌市の80代の男性と空知管内の60代の女性も陽性が判明した。

　19日午後5時現在の道内の患者数は299人で、うち18人が重症となっている。軽症者向けに札幌市内に3棟設置されている宿泊療養施設には2人が入所し、12人が退所。現在37人が入所している。

　道が今月末までに「目指す姿」として示す目標値に対する道内の状況は19日時点で、（1）1日の新規患者数（目標10人以下）は5・6人（直近1週間の平均値）（2）1日の感染経路不明の新規患者数（同3人以下）は1・3人（同）（3）入院患者数（同250人以下)は262人―となっており、入院患者数は達成できていない。