10万円給付すでに7割申請 受け付け1週間 市、22日から振り込み開始

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  • 2020年5月19日

 新型コロナウイルス対策として、国民1人当たり10万円を配る特別定額給付金の苫小牧市での申請受け付けが11日に始まり1週間が経過した。申請書は市が18日までに市内約9万世帯に発送済みで、市民からの申請はすでに全体の7割の約6万4千件に達している。市役所に続々と届く申請書類の確認作業を職員が急ピッチで進めており、早い世帯では22日にも給付金が振り込まれる見通しだ。

 市によると、申請書は9日から14日にかけて、宛先不明などを除き、全世帯への配達が完了。申請件数は、18日までに6万4210件に上る。

 新型コロナ感染予防の観点から申請は郵送かオンラインを原則としているが高齢者を中心に書き方などに不安を覚える人は少なくなく、受け付け初日の11日は、窓口に行列ができる場面もあった。

 窓口を訪れる市民は徐々に減り現在、混雑は避けられているが電話相談は連日、600件超。担当者は「受話器を置くと、すぐにまた電話が鳴る」と語る。当初は「申請書はいつ届くのか」といった質問が多かったが、最近は入金時期に関する問い合わせが目立つという。

 市役所9階の一室に続々と届く申請書類の確認作業は、すべて市職員が担っている。返信用封筒を1通ずつ開け、申請書の記入内容や運転免許証など本人確認書類、振り込み口座の通帳のコピーの添付資料をチェック。休日返上で、勤務時間も延長して取り組んでいる。

 すでに1200件に上っているオンライン申請でも、申請後のチェックは手作業で行われている。市職員が申請情報を紙に印刷した上、住民基本台帳と照合。申請者や世帯人数、名前、生年月日などをはじめ、添付された振込口座情報の画像との確認を目視で進めており、郵送申請の確認よりも時間がかかっている。担当者は「各家庭に申請書が届いているはずなので、できれば郵送で手続きを」と呼び掛ける。

 一方、これまでに申請の不備が1000件以上あった。内容は本人確認書類、通帳の各コピーの添付漏れが目立つという。不備が見つかった場合は文書で対象世帯に通知し、対応を求めている。

 給付金の振り込みは、22日の3000世帯を皮切りに順次進める予定。19日から申請の確認作業に当たる人員を2倍の約60人体制に拡充し、処理を急ぐ。

 緊急経済対策給付金室の林巧主幹は「一日も早く、市民の手に給付金が届くよう努力したい」と話した。申請は8月10日まで。

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