札幌市内で10店舗のベーカリーショップを運営する「どんぐり」(野尻雅之社長)は18日、北海道新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・鈴木直道知事)に同社製造のパンを贈った。
野尻社長らスタッフが対策本部を設置する道庁を訪問。中野祐介副知事と、対策本部で24時間体制で道民からの相談などに対応する女性保健師らに、同社のちくわパンなど10種類、約250個の焼きたてのパンを手渡した。
野尻社長は「対策本部はあまり表に出ない裏方。医療従事者の皆さんと同じく、大変な思いをされている。僕らとしても何かできることはないかと考えた」と寄贈の趣旨を説明。中野副知事は「きょう出席している保健師らは相談対応班で、24時間、平日、休日問わず対応し、ここ数カ月、休みなしで働いている状況」と明かし、保健師の1人は「お店が開いている時間に行くことができないので大変うれしく思います。またコロナ対策に励んでいきたい」と笑顔を見せた。