全国民が一律10万円を受け取れる「特別定額給付金」について、申請書の記入に関する問い合わせが苫小牧市や金融機関に相次いでいる。目立つのは「金融機関コード」の問い合わせ。受け取り方法に金融機関への口座振り込みを選んだ場合、4桁の「金融機関コード」を書き込む欄があるが、日常生活ではあまりなじみがなく戸惑う人が多い。市は「金融機関コードは分かれば記入してほしいが、未記入でも申請は受け付ける」と説明している。
市が発送した申請書には、世帯全員分の名前、生年月日、続柄と給付総額があらかじめ印字されている。受け取り方法の記入欄は、金融機関名や口座番号、口座名義と合わせて金融機関コードの記入も求めているが、このコードが分からず問い合わせが集中した。主な金融機関のコードは別表の通り。金融機関のホームページでも調べられる。
この他、本人確認書類の添付方法や入金時期、給付金を窓口で受け取れるか―といった問い合わせも多いという。本人確認書類は世帯主のみが必要で、運転免許証や健康保険証などのいずれか1点のコピーを添付すればよい。市は申請書の確認作業を終えた順に、振込日を示した通知書を各世帯に発送する。早い家庭で22日から入金される予定。問い合わせは緊急経済対策給付金室 電話0144(32)6266。
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「金融機関コード」が分からない、という問い合わせは苫小牧信金にも多数寄せられている。同信金の「金融機関コード」は「1006」だが、「支店コード」を含め問い合わせや相談を、市内の店舗や代理店計18店とコールセンターで受け付けている。各店舗は午前9時から午後3時まで、コールセンターは午前9時から午後5時まで、 フリーダイヤル(0120)120503。
金融機関コードの例
▽北海道銀行 0116
▽北陸銀行 0144
▽北洋銀行 0501
▽室蘭信用金庫 1003
▽苫小牧信用金庫 1006
▽ウリ信用組合 2014
▽北海道労働金庫 2951