第2波

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月12日

 桜は散り際が美しいという。札幌でも華やかに咲き誇った後、潔く散った。新型コロナウイルスによる花見自粛要請もあり、今年は咲いている期間も短く感じられた。大通公園ではライラックが色づき始めている。季節は初夏に向かおうとしている。

 鈴木直道知事が2月下旬に日本で初めて独自の「緊急事態宣言」を出した北海道。いったんは感染拡大の封じ込めに成功しながらも、その後の解除で今、「第2波」が襲い、苦しんでいる。この現象に海外メディアも先例として注目している。鈴木知事は先週開いた記者会見で「教訓にしなければならない。どんなに抑え込んだとしても、感染拡大地域からの人の移動で、第2波とも言える状況が起きる。それを日本で唯一経験している」。こう振り返った。

 知事が最も懸念するのは、感染経路不明の患者が主戦場となる札幌市で増えている点だ。直近2週間の数値で、東京都が人口10万人当たり「4・9人」であるのに対し、札幌はこれを上回る「7・3人」。道民に「札幌に行かない」と緊急メッセージを出し、「都市封鎖(ロックダウン)相当の行動自粛」を求めるのはこのためだ。

 濃厚接触者が追えるクラスター(感染者集団)対策から「フェーズ(局面)を変える」と検査体制の大幅拡充も表明。15日には延長した休業要請など措置の見直し判断も迫る。第2波という前例なき政治決断の正念場が続く。(広)

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