新型コロナ道内2日間で新たに20人感染、8人死亡

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  • 2020年5月11日

  道や札幌市などは9、10の両日、新たに20人(9日11人、10日9人)の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。千歳市では、市民病院の20代男性職員が陽性となり、同病院関連の患者は4人に。クラスター(感染集団)が発生している千歳第一病院でも20代女性看護師、入院する90代女性の2人が感染し、45人に増加した。

   同市では70代男性も感染しており、行動歴や濃厚接触者の調査が始まった。男性は1日に発熱などの症状が出ていたという。

   札幌市では、国立病院機構北海道医療センター(西区)の看護師1人(性別、年代非公表)が感染。クラスターが発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)で、入所者の80代女性と90代男性が陽性となり、同施設関連の感染者は74人となった。

   このうち90代男性は、PCR検査実施後の8日に死亡し、9日に感染が確認された。道内では当該男性を含む男女3人の死亡が同日に判明。10日も男女5人が亡くなり、道内の死者は56人に増えた。

   軽症者を受け入れる宿泊療養施設の10日時点の入所者は東横INN札幌すすきの南(中央区)が18人、リッチモンドホテル札幌駅前(同)が65人。

   道内の感染者は延べ954人(実人数947人)となった。治療中の患者は439人で、うち26人が重症という。

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