千歳市のサケのふるさと千歳水族館は11日、展示水槽のライブ映像の配信を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」の延長で外出ができない人たちに楽しんでもらう。
配信は開館時間に合わせ毎日午前9時から午後5時まで。初日は大水槽。イトウやサクラマス、マスノスケなどのサケ科の仲間、アムールやシロチョウザメなどチョウザメの仲間を合わせ11種類約200匹の展示魚をライブ配信している。
固定カメラのほかに、普段目にできない餌やりなどの移動中継なども楽しんでもらえるような取り組みも検討中という。
ライブ映像は、ホームページ(HP)からアクセスできる。
同水族館の菊池基弘館長は「館内展示では初の試み。外出自粛で来館できない皆さんに自宅でライブの面白さを楽しんでいただき、休館終了後に館に足を運び、一体感を感じていただければ」と話し、さらに「サケがふ化する瞬間の24時間ライブ配信など今後の新しいコンテンツにつながる試験運用になれば」と意欲を見せる。