◆5 多彩な体験プログラム 伝承技術通じ歴史学ぶ

  • ポロトのほとりに ウポポイ施設紹介, 特集
  • 2020年5月7日
学校のような造りの体験学習館
学校のような造りの体験学習館
アイヌ刺しゅうや木彫のものづくりを体感できる工房
アイヌ刺しゅうや木彫のものづくりを体感できる工房

 「フィールドミュージアム」を標榜する国立民族共生公園は、拠点施設の体験交流ホールや伝統的コタン(集落)以外にも魅力的な施設が並ぶ。

 体験学習館は修学旅行をはじめとする、団体客の受け入れを想定した設計。アイヌの伝統楽器を演奏したり、オハウ(汁物)などの食を味わったりして、体験を通じアイヌ文化を学べる。子ども向けのキッズプログラムも用意した。

 校舎を思わせるような内観で、廊下の両側に「シペ(サケ)」「ヘペレ(子グマ)」などと名付けた部屋を八つ配置。廊下から室内を見られるようガラス戸を採用し、白色を基調にした明るい雰囲気だ。各部屋は最大50人収容可能で、利用人数に合わせて柔軟に受け入れる。

 別棟の工房では、ものづくり体験や民工芸品の製作を見学できる。アイヌ文様を施した布製コースターやあずま袋の刺しゅう、スマートフォンスタンドの木彫などの制作を通して、アイヌが伝承してきた技術を身近に感じ、その歴史に理解を深めてもらう。

 四季折々の自然を満喫できる園内は、野外も体験プログラムの場。アイヌ織物「アットゥシ」の原料になるオヒョウをはじめヤナギやクマザサなどアイヌが利活用してきた樹木や野草も、アイヌの自然観を感じる素材に。広場では訪れた人たちを踊りで歓迎する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として開業予定日が当初の4月24日から今月29日に延期されたが、施設を管理運営するアイヌ民族文化財団は「アイヌ文化の多彩な魅力をしっかり伝えられるよう、引き続きしっかりと準備をしていきたい」としている。

 ※(この企画は金子勝俊が担当しました)

 メモ

 ウポポイはJR白老駅から徒歩で約10分、白老インターチェンジから車両で約10分。駐車場は一般車両240台分、大型車両約80台分。

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