苫小牧市は7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う道の休業要請や感染予防策に協力した事業者向けの「休業等支援金」に関連し、市が独自給付する支援金の対象である酒類を提供していない飲食店からの申請受け付けを始めた。
一定の条件に基づき、感染予防策を講じた事業者に一律30万円を支給する休業等支援金制度。事業者の協力内容で申請先は異なる。
道の休業要請などを受け入れた店舗と酒類の提供時間を短縮した飲食店については、道の支援金の対象。道に郵送またはインターネットで申請すれば、市の上乗せ分も受け取れるようにした。早ければ今月下旬から支給される。
一方、酒類を提供していない飲食店は道の支援金の対象外。「社会的距離の配慮」をはじめとする感染防止対策実践を要件に、市が7日に受け付けを開始した。市のホームページで申請書や誓約書を印刷し必要事項を明記の上、▽法人は税務申告書、個人事業者は確定申告書の各写し▽店舗の営業許可証の写し▽通帳の写し▽店舗やメニューなどの写真、印刷物▽感染対策の実施を示す資料▽運転免許証といった本人確認書類―などを添付。郵送が原則だが、市役所9階の市緊急経済対策給付金室の窓口でも対応する。今月中旬から順次支給予定。