道と札幌市は6日、新たに23人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。前日に1桁(9人)だった札幌市は、16人の陽性が確認されて再び2桁と感染が拡大。同市の80代の男性が亡くなり、道内の死者は46人となった。
クラスター(感染集団)が形成されている札幌市の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)では、70~80代の女性入所者3人と、40~70代の女性看護職員・介護職員3人の計6人の陽性が判明。同施設の感染者は67人になった。
同じくクラスターが発生しているオホーツク管内の遠軽厚生病院(遠軽町)でも、新たに20代の女性医療スタッフが感染し、計14人となった。
この他、札幌市の30代女性は1度陽性となった後、4月29日に治療を終えて宿泊療養施設を退所して自宅で経過観察していたが1日に嗅覚障害などを訴え、5日の検査で再び陽性が判明した。道内での再陽性は7例目。道警本部の50代の男性警察官も感染が確認された。
6日午後5時現在の感染者数は延べ914人(実人数907人)。患者数は490人で、19人が重症という。