故郷思い恩返し 厚真町出身佐藤さん 町にマスク1000枚寄贈

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  • 2020年5月7日
佐藤さんから寄贈を受けたマスクを厚真福祉会に届けた木戸参事(左)

  厚真町出身で東京厚真会幹事の佐藤誠さん(71)=千葉県鎌ケ谷市在住=がこのほど、新型コロナウイルス対策に役立ててほしいと、町に不織布マスク1000枚を寄贈した。

   佐藤さんは中学時代まで厚真で過ごした。鎌ケ谷に住む現在も毎年あつま田舎まつりに参加している。中国の知人を通じてマスクが手に入り、厚真町に寄付することを決めた。現在緊急事態宣言の期間ということもあり、郵便で届けてくれた。

   寄贈を受けたマスクは町内の福祉施設や医療機関で使用されることになり、町総務課の木戸知二参事が1日、町内の配布先に善意を届けた。このうち、社会福祉法人「北海道厚真福祉会」では三浦康弘常務理事・総合施設長が「大変ありがたい。助かります」と謝辞を述べた。

   佐藤さんは「厚真は高齢者が多い町。古里への恩返しとして多少でも役立ててくれたら」と話していた。

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