◆4 客席との一体感演出 体験交流ホールで伝統舞踊公演

  • ポロトのほとりに ウポポイ施設紹介, 特集
  • 2020年5月6日
アイヌの伝統家屋「チセ」
アイヌの伝統家屋「チセ」
530人を収容できる体験交流ホール。大きな借景窓からポロト湖畔を一望
530人を収容できる体験交流ホール。大きな借景窓からポロト湖畔を一望

 体験交流ホールはアイヌ文化を多様なプログラムで体験し、理解を深める「国立民族共生公園」の拠点施設。博物館と同様にポロト湖や周辺の山並みへの調和を意識しつつ、外観は公園全体のイメージにも通じる緩やかな曲線と円形でデザインされた。

 半円形状のステージを取り囲むように座席を430席配置。立ち見も含めれば530人を収容できる。舞台と客席の前列の段差をなくすことで、会場の一体感を醸成するとともにアイヌ伝統の輪踊りなどで観客の一部が参加できる演出を可能にした。

 ユネスコ無形文化遺産に登録されているアイヌ古式舞踊の公演は、1日4~6回を予定。道内の各地域で文化を伝承しているアイヌ関係者が、アイヌ民族文化財団の職員に踊りを指導するなど準備を重ねてきた。伝統楽器のムックリ(口琴)、トンコリ(五弦琴)を演奏する他、コンピューターグラフィックス(CG)を映し出すプロジェクションマッピングの演出も考えている。

 ステージ後方には高さ5メートル、横9メートルの大きな借景窓を設けた。開放すればポロト湖や湖畔で伝統的コタン(集落)を再現したチセ(家)を望める。自然に育まれたアイヌ文化の魅力を、自然に抱かれた空間の中で体感できる。

 チセは4棟を建設した。3棟は現在の建築基準法にのっとった構造で、アイヌの儀礼などを内部で見学できる。残る1棟はアイヌ民族文化財団の職員が、アイヌ民族の技法で再現した。今後、さらに1棟を職員が数カ月かけて整備する計画。アイヌ民族の生活空間を身近に感じてもらいたい考えだ。

 メモ

 体験交流ホールは鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1650平方メートル。入り口や通路などの壁にはアイヌ文化となじみが深いチキサニ(アカダモ)を使うなど、温かみと安らぎが感じられる空間を意識した。

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