中国・長春市からマスク届く 3万枚、医療福祉の現場へ 千歳

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  • 2020年5月4日
長春市から届いたマスクを市長に手渡す山本芳郎名誉会長(右から2人目)ら

  千歳市の友好親善都市、中国・長春市から日中交流千歳市民会議(太田憲之会長)に1日、新型コロナウイルス対策のためのマスク3万枚が贈られ、山本芳郎名誉会長と太田会長、事務局の坂本秀章氏が千歳市に届けた。

   医療、福祉の現場で従事者が使用するマスク不足を解消しようと同会議が、長年交流のある元長春市人民対外友好協会役員の王蔓菲さんに相談したところ、長春市人民政府外事弁公室が支援を快諾。千歳市に2万5000枚、日中交流千歳市民会議に5000枚の支援物資が届いた。

   段ボール箱には、漢詩の「相知無遠近 万里尚為燐」(友人同士はどんなに離れていても心はそばにあるの意味)が記されている。

   市役所を訪れた山本名誉会長は「王さんに仲介の労を取っていただき実現した。医療従事者と市内の福祉施設で働く人たちのために使ってください」と市民会議分も合わせ山口幸太郎市長にマスクを手渡した。

   市長は「先が見えない中、不足しており、何よりありがたいです」と感謝を述べた。

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